競技サーファーでない我々がサーフィンにおいてめざすところは、結局は「スタイルのあるサーフィン」ってことになるのではないかと思います。いかに自分のスタイルを確立するか、あるいはいかにスタイリッシュに乗るか。それがサーフィンのスキルを向上させるモチベーションになる。少なくとも自分はそうです。
そんなわけでスタイルのあるサーファーが大好きで、Nakiさんもその一人なのですが、本日、彼のブログでこんな記述を発見。「(タイラー・ウォーレンは)影で糸を引く指導者のように若者に接していて、トランクスの腰の位置から、ワックスの塗り方、フィン位置まで細かく指導している」(こちら)。
ワックスの塗り方やフィンの位置はわかりますけれど、トランクスの腰の位置という記述は冗談かと思いまして、隣にいた相方に「こんなこと書いてある、面白い」と共有しましたら、相方は「大事です、トランクスの腰の位置」ときっぱり言い切るではありませんか。
写真はクラシックスタイル愛好者にファンの多いBirdwellのFacebookページより拝借。
相方によれば、こんな感じでお尻の割れ目(上部)が微妙に見える(見えそうで見えない)くらいがかっこいいとされているらしい。いやー、確かに、上手にスタイリッシュに乗るサーファーでお尻が微妙に出ちゃってる男の子をけっこう見かけるのですが、あれ、かっこいいつもりでやっていたのか!と目から鱗。
しかし、破れたジーンズと一緒で、それがおしゃれと知らないとただだらしなくしか見えないという、不思議なファッションの世界。すらりとした体型の、サーフィンのうまい人がやればスタイルになるけれども、お腹が出ちゃっていたり、サーフィンがそこまで上手でない人がやると、ますますただゴムのゆるいショーツを着ているように見えてしまうという。
弱肉強食というか、結局うまければ何やってもかっこよくスタイルになるっていうことでもあるような。