以前、このブログでもご紹介したことのある、ちょっと個性的なサーフショップ、Surfy Surfyが移転することになりました(その記事はこちら)。
そのSurfy Surfyの後には、現在、数ブロック先にあるBing Surfboardsのショップが移動してきて、3月1日よりその新店舗、つまりSurfy Surfy跡で営業をスタートするそうです。
もともとあったSurfy Surfyの移転先はまだ決まっていないとのことなので、なんだかいろいろあってBingが追い出した形なのかしら…と勝手に想像してしまうのですが、Surfy Sufyの人は「皆を混乱させてしまっているけれど、全然、悪い話ではないんだ」とSNSでも何度もポジティブな変化&関係であることを述べているので、そうなのでしょう。
もうひとつ気になったのは、今のBing Surfboardsの建物は昨年にアンディー・デイビスの壁画を描いたばかりだということ。

建物を手放したり、壊したりするのはアンディーに対して忍びない…とこれまた勝手に思っていましたが、建物はもちろん維持されて、貸し出しするようで、新しく入る店舗を募集していました。

わたしがサンディエゴに来たここ数年の間だけでも、いろいろなことが変わっていきますね。
そもそも、Surfy Surfyのあった(今度Bing Surfboardsが入る)スポットは、かつてはLongboards Grottoという、これまたクラシックなサーフボードファンにはたまらない、良くも悪くもサーフィンオタクが集まるような店があったんだそう。サーフフォトグラファーの竹井達男さんはこの店で、同じ品物に手を伸ばした人がジョエル・チューダーであることに気づき声をかけたことから2人は知り合ったのだと言っていました。
もっと若い頃は、閉店や移転があると、いちいち心を大きく揺さぶられましたが、40代になった今は良くも悪くも淡々と受け入れられるものですね。何かが終わった後には何かが始まって、それなりに溶け込んでうまくやっていくという例をたくさん見てきたから、寂しいと感じつつも、新しい物事がどう浸透していくのかを見ていくことを楽しみにも感じます。
Bing Surfboardsが新しいロケーションにすっかり馴染んだ頃、「あそこは昔はSurfy Surfyというボンザーボードを売っている店でね」なんて、わたしも誰かに語ることがあるのでしょうね。
諸行無常。
今与えられている環境をめいっぱい楽しんでおこう。