相方が買った中古を譲り受ける形でわたしの手元に来たこのドナルド・タカヤマのボード。その日の話はこちら。

中古で買ったときのフィンのセッティングは2+1(下写真)でした。

週末の土曜日、波は久しぶりに2-3+ft(腰腹)と小波だったので躊躇することなく練習ができ、なんとなくボードの特性みたいなものがつかめた(ように感じられた)ところで、シングルフィンにして乗ってみたくなりました。たぶん、シングルフィンじゃないほうが、このボードの特質をいかせるんじゃないかとは思うんですけど、何がどう違うか自分感じて納得しないことには気が済まない性分で。
シングルフィンは、わたしはピボット系の形が好きなんですが、この、見るからに動きやすそうな(しかも軽いんです!)ボードにピボット系のフィンをつけるのも気が引けて、まずはわたしが持っている中で最もグリーノーフィンに近い形のもので試してみることにしました。

さて、その感想は…発言できるほど、いい波には乗れなかったので保留にします(苦笑)。自分がピークにいなかったせいですが、乗ってもすぐ崩れてしまう波ばかりで残念。
途中で、相方がシングルフィンにしてみたこの板に乗りたいというので海の中でボードを交換。相方が乗っていたのは、先っぽが壊れたボードを格安で購入して自分でリメイクしたかなりの摩訶不思議ボードで、長さは8ftくらい。8ftのボードとは思えないようなクラシカルなDa Catタイプのフィンがグラスオンでついています。
その摩訶不思議ボードに乗ってみて感じたのは、やっぱりDa Catみたいなフィンの乗り味が自分は好きだなぁということでした(最近買ったBing Surfboardsのノーズライダーもいろいろ試してDa Catフィンに落ち着きました。その話はこちら)。
直進性っていうんでしょうか? 海の中をぐいーん推進していくフィンの感覚を感じるのがたまらん。そして、ターンするとき体を動かすのではなく、ステップバックしてよいしょっと操舵する、その感覚も好きなんです。
ようは安定感があるのが好きなんでしょうね。でも、もしわたしの技術がもっと向上して、ちゃんと「ここだ!」というラインを正確に狙って乗れるようになったら、そのラインにすぐに板を持っていけるような、動きやすいボード(なりフィン)が好きになるのかもしれません。
いまの段階では、このタカヤマのボードにもさらに大きなフィンをつけたくなっちゃっていますが、そうすると手持ちのどのボードも似たようになってきてしまうので、このボードはしばらくこの(上写真の)フィンで、シングルフィンで、大きな波の日や掘れているときの1本にしようかなと考えています。
こうやって試行錯誤というか実験するのもわたしにはサーフィンの楽しみのひとつであります。自分は何が好きなのか? ものによっては最初からわかることもありますが、いろいろ試してみてこそ見つけられる場合もあります。全ての過程が「自分の好き」を見つける過程だと思ったら、だいたいどんなことも楽しくやれますね。